スコットランドで食べた味をオホーツクでも再現したく、自家製のスモークサーモンをつくっています。

 11月になると私たちは、おうむ町沢木の前浜でとれた

「さくら鱒」を使ってスモークサーモンを作ります。

 

夫が乗る船が入港するとともに私も浜に下がり、魚の選別をします。

木箱にたっぷり入った魚を軽トラックに積みこみ、番屋に運びます。

そこで魚をさばき、野菜を使った自家製漬け込み液につけこみます。

この漬け込み液はもちろん無添加です。

 

そのあと、オホーツクの冷たい汐風で漬け込んだ魚を乾燥させます。

程よく乾燥した後、いよいよ燻しにかかります。

魚たちを台ごとスモークハウスに入れこみ、スモークウッドに点火します。

 

スモークハウスの隙間から、ウッドの独特な香りがモクモクと漂い、

夜の闇へと吸い込まれていきます。そうして夜の時間が過ぎて、

翌朝5時、まだ外が赤紫の世界のころ、

また魚たちはスモークハウスから出されオホーツクの風を受けます。

 

二度目の風を浴び、スモークされた魚からは脂が浮き、

皮は薄くゴールドに色づきます。

それから、家族で魚を1枚づつ検査し、真空包装をします。

このようにして私たちのサーモンはできあがるのです。

 

この製法は、私が以前スコットランドで学んだものです。

スコッチの古樽を利用して作っているエアシャーのドナルドスミス氏の製法、

北部のノースユイスト島にあるヘブリディアンスモークハウスの

製法を参考にしています。

 

本場スコットランドの燻しの力とオホーツクの風を浴びた

スモークサーモンを是非ご賞味ください。


佐藤漁業部のこと-------------------------------

初代の佐藤忠重が

オホーツク雄武町(おうむ)に

山形から移り住み120年になります。

この地に来てから、ニシン漁、サンマ漁、

カニ漁などを経て、鮭定置網漁業に

80年以上に渡り携わっています。

家族5人、主に女性3人で

スモークサーモンを作っています。

 

屋号について-----------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

上部に末広がりを表す漢字の又、

下部に永久に続くようにと数字の十が使われています。

先祖から受け継いだものを、現代風にリメイクしました。